「動画編集を学んでみたいけど、動画編集を身につけるメリットってなんだろう?」
「逆に、動画編集のデメリットも知っておきたいな」
このような悩みや疑問をお持ちではないでしょうか?
Youtube人気の高まりや5Gの恩恵もあり、動画市場はいま急速に拡大しています。動画編集者の需要もうなぎ登りに高まっていることや、動画編集はメリットもたくさんあるため、動画編集を学ぶ人は増え続けている状況です。
とはいえ、動画編集を学ぶと、具体的にどんなメリット・デメリットがあるのか、経験がないと、イマイチイメージがつかないことも事実。
そこで本記事では、動画編集を学ぶと得られるメリット・デメリットや、実現できる未来・学ぶ目的をわかりやすく解説します。
本記事を読めば、動画編集を学習するとどんな未来が実現できるかがわかりますよ。3分ほどで読めるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
なお、動画編集の楽しさは「動画編集者・映像制作者は楽しい!5つの魅力ややりがい、楽しさ【リアルを明かします】」の記事で、逆に動画編集のきつさは「動画編集がしんどい、辛い、仕事きつい、大変と感じる場面と、乗り越える3つの方法の記事でも別途詳しくまとめています。合わせてご覧ください。
動画編集を学ぶメリット5つ
- 成長市場である
- パソコン1台でどこでも働ける
- 独立しやすい
- 副業できる
- 年齢や性別関係なく始められる
動画編集を学ぶメリットは上記の通りです。それぞれ解説しますね。
1. 成長市場である
動画市場が成長市場であることは、いま動画編集を学ぶ大きなメリットです。
急速な人口減少・少子高齢化が進む日本では、ほとんどの産業は衰退していくことが予想されています。実際に多くの市場は、すでに成長が頭打ちになっており、限られたパイの奪い合いになっていることが実情なんですよね。
その点で動画市場は、日本では数少ない、成長している市場となっています。
どれくらい成長しているの?
例えば、いまの時代はほとんどの人が「スマホ」でネットを閲覧しますが、「スマホ」からの動画視聴は、2015年から2019年までの5年間で、約4倍まで成長していることが明らかになっています。
実際の統計データを引用しますね。
上記のように、一人当たりのスマホ動画視聴時間は、2015年6月は1時間51分であったものの、5年後の2019年6月には約4倍の7時間13分まで増えています。
別の観点では「動画広告市場」も、2023年の6,253億円から、2027年には1兆228億円と「約1.64倍」になる推計も出ています。
このように、動画市場は現在まで成長しており、かつ今後も成長が見込まれているんですよね。
重要なことは、動画市場が成長すれば、当然ながら「動画編集者の需要」も拡大することです。ビジネスにおける動画編集は、誰でも簡単にできるものでないからです。
このように「動画市場が成長市場であること」は、いま動画編集を学ぶ最も大きなメリットの一つです。
関連:増えすぎ?動画編集者の将来性と今後の需要はオワコン?【これからの未来は明るい】
2. パソコン1台でどこでも働ける
動画編集はパソコン1台でどこでも働くことができます。この点は、動画編集を学ぶメリットです。
最近はリモートワーク ・在宅ワークが流行していますよね。ですが、どんな仕事も、時間や場所に縛られず働くことができるわけではありません。
例えば「営業」という仕事は、人に会うことが仕事です。Zoomで人に会う回数が少なくなるとはいえ、定期的に顧客に会うことは必要不可欠です。こういう仕事は、時間と場所から完全に自由になることは難しいです。
その点「動画編集」は、成果物を納品さえすれば、働く時間も、働く場所も自由な仕事です。
ですので、自宅で仕事ができることはもちろん、綺麗な海辺の町に暮らしながら仕事をすることもできますし、生活コストの安い地方都市や田舎に移住し、豊かなライフスタイルを送ることもできます。
このように、動画編集という仕事は、時間や場所の自由度が高いんですよね。これが動画編集のメリットの一つです。
3. 独立しやすい
フリーランスとして独立しやすいことも、動画編集を学ぶ大きなメリットです。
前述通り、動画市場はとにかく成長し続けています。当然ながら動画編集者は足りないので、「フリーランスに仕事を発注したい企業」は山ほど存在するんですよね。
このような背景があるので、実際に多くの初心者が、動画編集を学び、個人で案件を受注し、月に5〜20万円以上の収入を得ることができています。
中には月50〜100万円以上を得ている動画編集者がいることも、動画編集市場の勢いを表していると思います。
このように、フリーランスとして独立しやすいことも、動画編集を学ぶメリットですね。
4. 副業できる
副業できることも、動画編集を学ぶメリットです。
現代は会社員として一生懸命働いても、給料が上がるどころか、右肩下がりに下がっていく時代です。なぜなら、会社の寿命自体が年々短くなっていることに加えて、増税がどんどん進んでいるからです。
つまり、給料をもらえる期間が短くなっており、かつもらえる給料の手取りも少なくなっているのが、現代の実情なんですよね。
そのような中では、誰もが「副業」で収入を得ることが必要です。ですが、世の中副業できる仕事は限られています。
動画編集は未経験からでも始めやすい
その点動画編集は、未経験でも再現性高くスキルを身につけることができます。また、成長市場ゆえに案件が豊富なため、個人でも副業で稼ぎやすいメリットもあります。
事実、動画編集の副業であれば、月5万円程度なら、半年くらいあれば目指せる水準ですし、月10万円、月20万円も、経験を積んでいけば実現可能です。
これが他の副業だと、ここまで短期間で、確実性高く、副業で収入を得ることはできないんですよね。
例えばブログも人気ですが、ブログは大半の人は稼げずに終わります。なぜなら、再現性が低いからです。スキルも複雑で、体系化がしづらいんですよね。そのためブログは、1年間頑張っても、収入が0円のこともザラにあります。
その点動画編集は、スキルが体系化されており、再現性が高いので、1年間頑張って1円も稼げないということが、構造上起こりにくいです。
動画編集者として仕事がしやすい状況はこれからも続く
将来的に動画編集者の数が需要を大幅に上回った場合、案件を獲得できずに、仕事がない状態になることはあるかもしれません。
ですが現状と、少なくとも向こう数年以上は、動画編集者は圧倒的に足りないことが明白です。市場が伸びているからです。
ですから、今のうちに副業等で稼ぐ経験を積んでいけば、より高単価の案件にも参画できるようになり、いざ動画編集の需要が小さくなっても、生き残ることは十分可能です。
その頃には経験もスキルも付いているので、競争に巻き込まれないレベルまで行けるからです。
5. 年齢や性別関係なく始められる
新しいことを始めるとき、「今の年齢から始めてもできるのかな」と、不安に感じることはありますよね。
その点動画編集の良いところは、年齢や性別関係なく、どんな人でも始められることです。
例えば30代や40代から動画編集を学び、仕事にしている方はたくさんいますし、男性だけでなく女性で動画編集を学ぶ方もたくさんいます。
- 今の会社で出世の可能性がないけど、収入源を増やしておくことで、将来何かあった時に備えたい
- 主婦として子育てをしているけど、在宅で仕事を始めたい
- 定年後の新しい趣味として、動画を作ってみたい
このように、どんな年代・性別の方にも、動画編集はお勧めです。
以上が動画編集を学ぶメリットです。
- 成長市場である
- パソコン1台でどこでも働ける
- 独立しやすい
- 副業できる
- 年齢や性別関係なく始められる
動画編集を学ぶデメリット3つ
一方で、動画編集を学ぶデメリットもあります。結論、次の通りです。
- ハイスペックPCと動画編集ソフトが必要なので、初期投資がかかる
- クライアントワークなので納期や対応に終われる
- 編集作業だけでは高年収は実現しにくい(ディレクターになる必要あり)
こちらも解説します。
1. ハイスペックPCと動画編集ソフトなので、初期投資がかかる
動画編集をする場合、以下2つを揃える必要があります。
- ハイスペックなPC
- 動画編集ソフト
上記2つをそろえる際に初期投資がかかることは、動画編集を学ぶデメリットだと思います。
必要なハイスペックPC
編集は重たい作業になるため、ある程度のスペックのPC(パソコン)が必要となります。
では具体的にどの程度のスペックが必要かというと、目安は次の通りです。
- CPU:Windowsなら理想はCore i7以上(Core i5でも可)、MacならM1チップまたはM2チップ
- メモリ:理想は16GB以上、8GBでも困らないことは多い。4GBだと厳しい
- ストレージ:SSD 256GB以上
- GPU:GTX1060以上
費用的には10〜20万円ほどが相場です。動画編集に使えるスペックのPCがあれば問題ないですが、ない場合は、PCの購入費用が初期投資でかかります。
必要な動画編集ソフト
本格的に動画編集をやるなら、Adobe Premier Proが業界スタンダードのソフトです。Adobeは現在月額制になっており、月額3,280円がかかります。
このように、PCの購入費用と動画編集ソフト代が、動画編集を始める際にはかかってきます。この点がデメリットですね。
とはいえ、費用はかかるものの、それ以上に動画編集は安定的に稼げることも事実です。
そういう意味で、PC購入費用や動画編集ソフト代は「良い投資」だと思いますよ。未来に支払った費用以上になって返ってきますから。
ですのでこの点は、動画編集をちゃんと学んでいけば、デメリットにはならないと思います。
2. クライアントワークなので納期や対応に終われる
動画編集は自分で使う動画を除き、基本的に「誰かの動画編集」を請け負います。
つまり「クライアントワーク」がメインなので、納期や顧客対応に追われることがデメリットを言えます。
例えばクライアントによっては、納期の期間が厳しく、夜遅くまで仕事をする場面もあります。修正依頼が多いクライアントだと、出し直しも発生する可能性があります。
これは動画編集に限らず、クライアントワークにはよくあるデメリットです。こういったデメリットは、動画編集にもあるんですよね。
とはいえ実際のところ、良いクライアントを見つければ、納期や修正に追われることも実際は少ないです。
そもそも、モンスタークライアントは全体から見れば少数派ですし、そういったクライアントはその後付き合わなければ良いだけの話です。
正しい動画編集案件の取り方・仕事の探し方を学べば、この点も避けられるデメリットだと思いますよ。
3. 編集作業だけでは高年収は実現しにくい(ディレクターになる必要あり)
これは動画編集を始めてある程度実績を積んできた時にぶつかる課題ですが、動画編集案件をたくさん受注して、自分一人で編集作業をしているだけでは、年収1,000万円以上などの高年収は実現しにくいです。
そもそも動画編集の分野で高年収を実現するためには「案件単価×案件数」のどちらかを高める必要があります。その点、自分一人で案件をこなしていると、案件数はどこかで天井が来てしまうんですよね。案件単価はスキルを高めていけば高めていけますが、時間がかかることも事実。
一方、動画編集者をチームとして束ねて、チームとしてたくさんの案件を抱えられるようになる「動画編集ディレクター」になれば、年収1,000万円以上などの高年収を実現することも可能です。
以上が動画編集のデメリットです。
- ハイスペックPCと動画編集ソフトが必要なので、初期投資がかかる
- クライアントワークなので納期や対応に終われる
- 編集作業だけでは高年収は実現しにくい(ディレクターになる必要あり)
関連:動画編集の仕事がきつい・しんどい・辛い・大変と感じる場面【3つの対策法あり】
動画編集のメリットとデメリット、どっちが大きい?【メリットが上回る】
述べてきた通り、動画編集はメリットもデメリットもありますが、両者を比較したとき、個人的には動画編集は、デメリットよりもメリットが大きいと思います。
なぜなら、動画編集のデメリットは、スキルを身につければ、すべて解決できるものばかりだからです。
確かに最初は、PCや動画編集ソフトを使うために、多少の出費はあります。クライアントワーク特有の悩みもあります。
ですが、動画編集は再現性が高いスキル・仕事なので、個人で副業したり、独立して収入を得ることができます。
少なくとも月5万円程度は遅かれ早かれ得られるスキルです。パソコンや動画編集ソフトのお金はすぐに回収できますよ!
加えて、市場が成長しているので、今後はさらに高単価の案件も出てくるでしょう。今のうちにスキルを磨き、自身の市場価値を高めていけば、高年収と自由な働き方を両立することも実現できます。
さらにいえば、クライアントワークをするからこそ、人との繋がりを作ることもできます。クライアントワークをきっかけに面白い仕事が舞い込んでくることもありますし、何よりいろんな人と知り合えるのは、人生の醍醐味の一つでもあります。
クライアントに「ありがとう」と言ってもらい、お金をもらえる仕事、個人的には素晴らしいと思いますよ。
まとめ
- 成長市場である
- パソコン1台でどこでも働ける
- 独立しやすい
- 副業できる
- 年齢や性別関係なく始められる
- ハイスペックPCと動画編集ソフトが必要
- クライアントワークなので納期や対応に終われる
- 編集作業だけでは高年収は実現しにくい(ディレクターになる必要あり)
述べてきた通り、動画編集はメリット・デメリットどちらもありますが、メリットの方が圧倒的に大きいです。
特に動画編集は、年齢や学歴、経歴関係なしに、どんな人でもやればできるようになります。
とはいえそれでも、90%以上の人は行動をしないことが事実です。でもこれは裏を返せば、行動さえ起こせば、その時点で上位10%に入れるということ。
だからこそ、動画編集に興味があるけど、なかなか一歩を踏み出せないなら、まずは短期集中で1〜3ヶ月、学んでみることをおすすめします。
短期集中で学習してみるだけでも、数ヶ月後の人生は大きく変わりますよ。応援しています。
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