動画編集の需要の高まりに伴い、未経験から動画編集を始める方はとても増えています。
とはいえ「動画編集者は増えすぎ?もうオワコン?今後の将来性」でも詳しくまとめている通り、最近は動画編集者の数も増えています。編集者の数が増えているため、
- 動画編集の競争が激しくなっていて、動画編集の単価は安すぎるんじゃないか…?
このように、動画編集はもう安すぎ・低単価じゃないかと、不安を感じている方は多いです。
結論からお伝えすると、動画編集は安すぎる単価の案件も確かにありますが、その中でも高単価案件を獲得し、高収入を得ている動画編集者もたくさん存在します。
そこでこの記事では、
- 動画編集は本当に安すぎるのか?
- 動画編集のリアルな単価事情
- 高単価の動画編集者を目指す2つのルート
これらを徹底解説します。
この記事を読んで行動すれば、動画編集の単価がわかるだけでなく、これから高単価の動画編集者を目指していけますよ。
なお、動画編集のリアルな稼ぎ事情は「動画編集はもう稼げない?→実際は稼げる【稼ぐ人の3つの特徴や稼ぎ方】」でも詳しくまとめているので、本記事とあわせてチェックしてみてください。
動画編集は安すぎ?どんな仕事をするかによって単価は異なる
「動画編集は安すぎ」
「動画編集は割に合わない」
このような声もありますが、結論からいうと、
- 動画編集の案件には、確かに安すぎると感じる案件もある。
- 一方、高単価の案件も豊富にあり、高収入を実現している動画編集者も多い
これが結論です。
つまり、どんな仕事をするかによって、動画編集者の単価は大きく異なるということです。ですから、
- どういった案件はどのくらいの単価で、
- どのような案件なら高単価を実現できるか、
これらを正しく知り、行動することが、高単価の動画編集者になるために必要なことです。ですのでここからは、動画編集の単価事情と、高単価を実現するためのルートをまとめていきます。
関連:動画編集案件の取り方・仕事の探し方5つ【案件が取れないを脱しよう】
動画編集は本当に安すぎ?実際の単価を解説
「動画編集の単価って、実際いくらなの?」「安すぎない?」という方向けに、動画編集の単価をまとめると次の通りです。
- Youtubeの動画編集案件:約5,000円/本
(5分以内の短い動画だと3,000円程度、10分動画だと10,000円以上も)
→単価は高くないものの、案件数がとても多いため、動画編集がはじめての初心者向き。 - 結婚式のムービーの作成:約10,000円〜約30,000円/本
→親しい友人の案件を除き、一生残る作品を作るため、プロとして高いクオリティが求められることが多い。動画編集をある程度経験した中級者向け。 - 企業のサービス・商品の広告動画の編集:約20,000円〜約200,000円/本
→企業の本格的なプロモーション等で使われる動画の編集を行う案件。動画編集ですでに生計を立てているような上級者向け。
結論、単価を見ると、低単価案件〜高単価案件など、単価には幅があることがわかります。
それぞれの単価や仕事内容を簡単にまとめますね。
1. Youtubeの動画編集
動画編集の中でも特に人気の「Youtubeの動画編集」は、1本あたり5,000円程度が案件単価の相場です。
全ての案件が5,000円かというとそうではなく、5分以内の短い動画だと3,000円程度、10分以上の動画だと10,000円以上の案件もあります。
Youtubeの動画編集は「副業」でも始めやすいため、多くの動画編集者はYoutubeの動画編集からチャレンジするケースが多いです。
関連:【未経験向け】動画編集の副業の始め方!初心者から収入を得る3ステップ
2. 結婚式のムービー作成
結婚式のムービー作成は、Youtubeの動画編集よりも単価が高く、約10,000円〜約30,000円程度です。
結婚式のムービーは、新郎新婦にとっては一生残り続ける大切な作品です。親しい友人からのお願い案件を除き、基本的にはプロとして高いクオリティの編集が求められます。そのため、初心者向きというよりは、中級者以上の方の案件です。
3. 企業のサービス・商品の広告動画の編集
企業のサービス・商品に関する広告動画の編集・作成は、さらに単価が上がり、約20,000円〜約200,000円です。
Youtubeの動画編集、結婚式動画と比べても、単価は一番高いです。企業の本格的なプロモーション等で使われる動画に携わることから、求められるレベルも高めです。そのため、動画編集ですでに生計を立てているような上級者向けとなります。
このように、動画編集の単価は、Youtubeの動画編集の3,000円〜10,000円程度から、企業の広告動画の20,000円〜200,000円程度まで、単価は幅広くなっていることが実態です。
単価を見ると、低単価案件〜高単価案件など、単価には幅があることがわかります。高単価案件もあることから「動画編集の全ての案件は安すぎ」という意見は誤りであることがわかります。
どんな案件をメインでこなすかによって、低単価にも高単価にもなり得るのが、今の動画編集のリアルな単価事情です。
関連:フリーランス動画編集者で食べていく方法や仕事・年収相場や収入
動画編集で高単価を実現するルート
動画編集でどのように高単価を実現していけばいいか、動画編集で高収入・高単価を実現するルートをまとめると次の通りです。
- 動画編集者として上位層を目指す
- ディレクションができるようになる
1. 動画編集者として上位層を目指す
動画編集者として上位層を目指すことは、動画編集で高単価を実現する一般的なルートです。
「増えすぎ?動画編集者の将来性と今後の需要はオワコン?」でも詳しくまとめている通り、最近は動画編集者の数が増えています。
「増えすぎて、動画編集はもう稼げないんじゃないか」と不安に感じる方もいますが、結論、動画編集者の数は増えているものの、発注者(クライアント)が求めるスキルレベルの動画編集者は圧倒的に足りていません。
いまの動画編集市場で起きている状態を図解にすると次の通りです。
「発注者が求めるレベルって、すごく高いんじゃないの?」と感じるかもしれませんが、求める最低ラインのレベルも決して高くありません。ですが、そのレベルさえも超えていない編集者が多いのが、今の動画編集市場です。
本来、発注者が求める最低ラインは、以下のような動画編集スクールで数ヶ月しっかり学べば、十分到達できるレベルです。
- 総合的な視点で選びたい方向け:動画編集・映像制作スクールのおすすめ人気ランキング・比較はこちら
- 安さ重視:安い上に本当に質が高い動画編集スクールはこちら
- 社会人向け:社会人向けの動画編集スクール・映像制作学校はこちら
質の高い動画編集スクールで学習し、最低ラインのレベルさえ越えてしまえば、ここまで紹介した相場の単価は十分実現可能な水準ですし、その時点で動画編集者の上位層です。
このように、発注者が求める動画編集者の最低ラインをクリアし、動画編集者の上位層になることが、動画編集で高単価を実現するルートです。
2. ディレクションができるようになる
もう一つの方法が、動画編集者を束ねて、チームとして仕事をするディレクションができるようになることです。
なぜなら、ディレクションができるディレクターポジションであれば、収入相場は高くなるからです。
例えば、Youtubeの動画編集者をディレクションする仕事の場合、収入相場は次の通りです。
- Youtubeのディレクション:約100,000円〜約300,000円/月
→Youtubeチャンネルのディレクターの仕事。動画編集の知識だけでなく、Youtubeチャンネルを伸ばしていくマーケティングスキルも求められる。動画編集者として一定の経験を積んだ上級者向け。
Youtubeの動画編集案件は1件あたり5,000円前後が相場でしたが、ディレクション案件となると、「月額の固定報酬で月10万円〜月30万円」などが多いです。
月10〜月30万円の案件を1〜2件回せるようになれば、その時点で月20〜月60万円の収入です。フリーランスとして生計も立てていける水準ですし、副業であればかなりの高収入の部類に入ります。
ディレクターとしてたくさんの案件を回せるようになれば、作業者の数を増やせば増やすほど、より高収入を目指していけます。それこそ、月100万円以上を稼ぐ事例が多いのも、ディレクターの特徴です。
関連:動画編集ディレクターとは?仕事内容や年収・目指すステップを解説
このように、動画編集で高単価・高収入を実現していくのであれば、
- 動画編集者として上位層を目指す
- ディレクションができるようになる
この2つのどちらかを目指すことが、最短ルートです。
未経験・初心者の方がいきなり2のディレクションは難しいため、まずはスキルを身につけ、動画編集者として上位層を目指すことが最短ルートとなります。
まとめ
まとめると、動画編集者は安い単価の案件はあるものの、正しくスキルを身につけ、正しいルートを進んでいけば、高収入を実現できます。
動画編集の経験がまだない方は、まずは発注者が求める最低ラインのレベルを越えるため、質の高い動画編集スクールでスキルを習得していきましょう。
品質の高い動画編集スクールは以下記事でまとめているので、参考にしてみてください。
- 総合的な視点で選びたい方向け:動画編集・映像制作スクールのおすすめ人気ランキング・比較はこちら
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