「動画編集で案件を取りたいけど、営業なんてやったことないし、営業方法が全くわからない…」
「動画編集の営業先はどこなの?どうやって営業すればいいの?」
「営業文って何をどのように書けばいいの?」
このように、動画編集の営業について悩んでいませんか?
一般的に、動画編集に興味を持つ方は営業経験がないケースが多いです。はじめての営業だと、どこに対してどうやって営業すればいいのか、営業方法がわからないケースがほとんどです。
そこでこの記事では、これまで上場企業を含む300社以上のクライアントに営業をし、案件を取ってきた営業のプロである私が、動画編集の営業方法・営業先・営業文の書き方の事例などを徹底解説します。
本記事を読めば、動画編集の営業で案件を取ることは十分実現できますよ。
この記事では、自ら動いて動画編集の案件を取りにいく「営業」に絞って解説しますが、動画編集の案件の全般的な見つけ方は「動画編集案件の取り方・仕事の探し方5つ【案件獲得までの完全マニュアル】」をまずは参考にしてみてください。
関連:副業に強い動画編集スクール6選【案件紹介サポートあり】
動画編集における営業とは?
動画編集における営業について、まずは簡潔に解説します。
そもそも動画編集の案件をこれから取っていきたい方は、大きく2つの方向性があります。
- 自ら案件を取りにいく「営業」を行う
- 向こうから声がかかるように「マーケティング」を行う
自ら案件を取りに行く「営業」を行うとは、例えばクラウドソーシングに登録し、営業文を作り、案件に応募するような行動を指します。企業に対して直接営業をかけることも営業ですね。
一方で、向こうから声がかかるように「マーケティング」を行うとは、自身の実績やプロフィール、動画編集の技術をまとめたYoutubeやSNS、ブログを運営し「この人に発注をお願いしたい」と向こうから見つけてもらうことです。
このうち、後者のマーケティングは初心者には難易度が高いです。ですから、動画編集でこれから案件を取っていきたい方は、自ら案件を取りに行く「営業」をする必要があります。
なお、最近は案件紹介がついたSTUDIO US(スタジオアス)のような「案件紹介サポートつきの動画編集スクール」もあります。
未経験であれば、スクール側から案件紹介を受けることで、案件を取る方法もあります。
詳しい詳細は以下記事でまとめているので、こちらもぜひチェックしてみてください。
関連:【必須】動画編集者にWebマーケティングスキルが必要な3つの理由
動画編集の営業方法・営業先
ではどのように、どのように動画編集の営業をすればいいか、ここでは営業方法のパターンを紹介します。
- クラウドソーシングや求人サイトを経由して営業する
- 企業に対して自ら営業する
1. クラウドソーシングや求人サイトを経由して営業する
一番メジャーな営業方法は「クラウドソーシングや求人サイトを経由して営業すること」です。
世の中には動画編集の案件をたくさん抱えたクラウドソーシングサイトや求人サイトがあります。こういったサイトに登録し、登録している企業に営業をすることで、案件を取ることができます。
中には企業との間に「コンサルタント」が介在するエージェントもあります。こういったエージェントに登録することでも、企業に対して営業をかけることができます。
代表的なクラウドソーシングサイト・求人サイトは次の通りです。
- クラウドワークス【国内有数のクラウドソーシングサイト。案件数ならここ】
- クラウドワークス テック【クラウドワークスの上位版。案件数は少ないものの高単価案件あり】
このようなサイトは全て無料で登録・利用ができます。まずは登録し、営業できそうな企業を探すことが最初のステップです。
2. 企業に対して自ら営業する
クラウドソーシングサイトやエージェントを挟むことなく、企業に対して自ら営業することも営業方法の一つです。
クラウドソーシングサイトを運営している企業やエージェントを介さない分、単価が高いことが特徴です。
一般的にクラウドソーシングサイトやエージェントは登録・利用ではお金は一切かかりませんが、案件の報酬が無事支払われた段階で、その一部がクラウドソーシングサイト・エージェントの運営企業に入ります。
その分が手数料として引かれるため、クラウドソーシングサイトやエージェント経由だと、単価が少し下がるのです。
企業に直接営業をかけるため、難易度は前述したクラウドソーシング・エージェントと比べると上がります。
ですが、ある程度スキルや実績を積んできた段階であれば、スキルや実績をアピールすることで、直接企業から案件を取ることもできます。
このように、動画編集の営業方法は大きく2つあります。
関連:動画編集案件の取り方・仕事の探し方5つ【案件獲得までの完全マニュアル】
動画編集の営業先
動画編集の営業先にはどのような企業があるか、動画編集の営業先をまとめると次の通りです。
- 映像制作会社
- 一般企業(映像制作会社以外の企業)
- 一般個人
1. 映像制作会社
映像制作を本業にしている映像制作会社は、動画編集の営業先として適しています。
なぜなら、映像制作会社はたくさんのクライアントから動画編集案件を受注している一方で、肝心の編集者の人手が足りていないケースが多いからです。
例えば私の知人が経営している映像制作会社はすでに動画編集の案件をたくさん受注していますが、それでも受けきれないほど、案件の引き合いがきていると言っていました。
こういった映像制作会社を見つけ、編集案件を依頼いただくことができれば、単発案件ではなく、継続案件にすることも可能です。
2. 一般企業(映像制作会社以外)
映像制作会社以外の一般企業も、動画編集の営業先として多いです。
「一般企業も動画編集の需要があるの??」と思うかもしれませんが、最近は自社でYoutubeチャンネルを運営する企業も増えてきています。
例えば美容整形を行っている美容クリニックであれば、自社クリニックの認知度を高めるために、美容整形の施術動画などをYoutubeにアップするケースが増えています。
このような自社で動画制作・編集を行う需要がある企業も、営業先の一つです。
3. 一般個人
最近は「一般個人」が動画編集をお願いしたいニーズも高まっています。
例えば結婚式のムービー作成は、新郎新婦の友人・知人で動画編集ができる人がいれば別ですが、いない場合は誰かに編集をお願いする必要があります。
こういった案件は前述したクラウドソーシングなどでよく募集されているため、一般個人も顧客になり得るのです。
動画編集の営業を成功させる秘訣
動画編集の営業・提案を成功させるには秘訣があります。まとめると次の通りです。
- 動画編集の営業は営業数×成約率で決まる
- まずは営業数を上げる=案件を取りやすい
動画編集の営業は営業数×成約率で決まる
必ず覚えておくべきことは、動画編集の案件獲得数は「営業数×成約率」で決まることです。
- 営業数×成約率=案件獲得数
例えば、10件の営業数で10%の成約率であれば、1件の案件獲得数となります。
「動画編集の営業を成功させるためには、営業数ではなく成約率を高めよう」と提案する方もいますが、結論、未経験の場合はあまりおすすめできません。
なぜなら成約率は、実績がない初心者だと、簡単には上がらないものだからです。つまり、成約率を高めようと時間と労力をかけるのは、無駄な努力になりやすいんですよね。
まずは営業数を上げる=案件を取りやすい
逆に「営業数」は、自分自身の頑張り次第でどこまでも伸ばすことができます。本当に注力して力を入れるべきなのは、成約率を伸ばすことではなく、「営業数を伸ばすこと」なのです。
実際のところ、世の中で営業がうまくいっている会社も、成約率ではなく、営業数を増やすことで営業を成功させています。例えばキーエンスやリクルートは営業が強い会社で有名ですが「営業数を増やすこと」を非常に重視した営業戦略を立てています。
営業に強い会社がもれなく営業数に力を入れていることからもわかるように、営業数は営業を成功させる上で重要な要素なのです。
ましてや実績がない、あるいは実績がまだ少ない人であれば、他者と差別化できるのは成約率ではなく営業数です。ですから、これから動画編集の案件を取りたい個人は、まずは「営業数」を増やすことに力を入れるようにしましょう。
動画編集の営業分・提案文のコツ
動画編集の営業をする際には「案件応募」「メール営業」などが一般的ですが、その際に書く「営業文・提案文」の書き方がわからない方は多いと思います。
営業文を送る際にはサンプル動画を送りますが、サンプル動画を観てもらうためには営業文をうまく書く必要があります。
動画編集の営業文のコツをまとめると次の通りです。
- シンプルでわかりやすい文章にする
- 実績を書く
- 実績以外のアピールポイント・強みを入れる
- 対応可能な稼働時間や納品時間を記載する
- 希望単価を記載する
- 想いを伝える
1. シンプルでわかりやすい文章にする
動画編集の案件を発注したい相手は、基本的に時間がありません。時間がないからこそ、案件を他の編集者に外注しているのです。
ですから、発注者の時間を奪ってしまうような複雑でわかりづらい文章ではなく、シンプルでわかりやすい文章にすることがポイントです。
- 一文を短くする。ダラダラ長くしない
- 箇条書きで書く
このようなポイントを意識して、営業文をシンプルにしていきましょう。
2. 実績を書く
発注者はサンプル動画や実績をベースに、案件を発注するか決めています。
- これまでどんな案件をやってきたか
- どんな動画を作ってきたか
このように実績となるものを簡潔に記載しましょう。
関連:【保存版】プロが教える動画編集のポートフォリオの作り方【未経験向け】
3. 実績以外のアピールポイント・強みを入れる
実績以外でアピールできるポイント・強みがあれば、営業文に記載しましょう。
- ○○の分野で動画編集の経験があります。
- △△で専門知識を持っています。
- 本業(大学)は◎◎であり、基本的な処理能力は自信があります(名実ともに有名な会社や大学などの場合)
発注者の領域に合った強みがあれば、それが発注者にとって直接的なベネフィット(利益)になります。ですからまずはそれを記載しましょう。
特になければ、基本的な処理能力・コミュニケーション力など、どんな案件でもアピールできる内容を織り込むことがおすすめです。
4. 対応可能な稼働時間や納品時間を記載する
発注者は「この編集者はいつ稼働できて、どれくらいで納品までしてくれるのか」を気にしています。
- 対応可能な稼働時間
- 納品までに要する時間
これらを記載しておくことで、発注者の疑問を減らすことができます。
5. 希望単価を記載する
希望単価も記載しておくことで、発注者側で単価面を検討しやすくなります。
なお、クラウドソーシングの場合、すでに案件の募集単価が大まかに明記されています。そのため、募集単価からあまりに逸脱するような単価を記載することは、希望単価が妥当である証明ができない限り、おすすめしません。
6. 想いを伝える
最後に案件への想いを伝えることもポイントです。基本的にはサンプル動画や実績で案件の受発注が決まるケースが多いものの、発注者も人です。
同じようなクオリティの候補者が二人いれば、想いが強い候補者に案件をお願いしたいと思うものです。
まとめ
今回まとめた営業方法・営業先・営業文を有効活用すれば、動画編集の案件を取り、継続的に稼ぎ続けることも十分可能です。
逆にいうと、大半の動画編集者は今回紹介したポイントを押さえないまま、適当に営業して失敗しているケースが多いです。
だからこそ、本記事で紹介したポイントを活かし、案件をガンガン獲得できる状態を目指してもらえたらと思います。
最近は案件紹介がついたSTUDIO US(スタジオアス)のような「案件紹介サポートつきの動画編集スクール」もあります。
未経験であれば、動画編集スクール側から案件紹介を受けることで、案件を取る方法もあります。
詳しい詳細は以下記事でまとめているので、こちらもぜひチェックしてみてください。
関連:動画編集案件の取り方・仕事の探し方5つ【案件獲得までの完全マニュアル】
関連:副業に強い動画編集スクール6選【案件紹介サポート付き】